自分がダメな人のように思えるときには

「自分はどうしてこうなんだろう、

何もできない ダメな人だな、

どうしよう これではきっと嫌われてしまう、

出来ない この程度の ダメな人 弱い人 って思われる

軽蔑されるかも 怒りを向けられるかも 見放されるかも‥」

 

がんばろうとするけれど

なぜか どうにも身動きできないような

退くことも進むこともできない

息ができないような

心が固まったような

身体も鉛のような‥

そんな感覚に陥りもがいているとしたら。

 

それは、

あなたがダメだからではありません。

あなたの心が弱いのでもなければ

あなたの能力が低いのでも

あなたの性格がよくないのでもありません。

 

きっと、あなたは人の気持ちのよくわかる

とても優しくて思いやりのある人なんだと思います。

そしてそんなあなたは、

相手の気持ちや感情が分かりすぎて

無意識のうちにもそれがあたかも

自分自身の感覚かのように

受け取ってしまいやすいのでしょう。

 

私も、

自分に問題があるからこうなるんだ、

自分のせいで変にこじらせてしまっているんだ、

悪いのは私、ダメなのは私、と

なんとかしようともっとがんばろうとしては

もっと自分をプレッシャーのかかる状況に追い込み

ますます状況を悪化させては

自分で自分を潰してしまうようなことを繰り返してきました。

 

でも、思い返してみれば

そんな時には必ずといっていいほど

例えそんな風には見えなくとも

・劣等感が強い(のに隠している)

・恐れや不安が強い(のに隠している)

・自己肯定感が低い(のに高そうに見せている)

人の存在があり、

そしてそういった人の感じているイライラやストレスを

知らず知らずに受け取ってあげてしまっている場合があるのです。

 

直接何かを言われたりされたのでなくとも。

物理的に距離は離れていたのだとしても。

 

みんな、繋がっているから。

 

自分の感情ではなかったのかもしれない。

自分のせいではなかったのかもしれない。

 

そう思うだけでも、

他人に明け渡してしまっていた力が戻ってくるのを

感じられることでしょう。

 

 

だいしょうぶ。

あなたのせいではありません。

 

 むしろ、

あなたは細やかで感受性豊かで鋭い感覚を持った、

多くの人に必要とされている、

素晴らしい、なくてはならない存在なのです。

 

 

言葉にすると的確に現しきれていないような気がして

もどかしいのだけれど。

 

とにかく、そんな時が来たとしても

必要以上に自分を責めすぎないでねと

過去の自分と同じようにつらくなっている人がいたら

いつかどこかで届くことがあったらいいなと思って書いています。