不安・パニック発作と身体の「痛み」
パニック発作で胸痛の症状が出る、と
前回は私の体験を書きましたが、
心臓の辺りが痛いと命にかかわる病気ではと
怖くなったり心配する方も多いですよね。
もちろん、心臓系その他の疾患による痛みの
場合など様々な胸痛がありますから
放っておかずに適宜、医療機関を受診したり
検査などで調べていただくことが
まずは必要だと思います。
それでもどこにも異常がないということで
原因がわからない、でも胸が痛いという時は
パニック発作の症状の一つ、あるいは
不安神経症などの症状としても
胸痛が現れることがあるということが
私も今回わかりました。
左胸が締め付けられるような感じや
チクチクした痛み、刺すような痛み、
炎症しているような熱さを感じることも。
痛みを感じ始めると、
心臓の辺りが痛い→命にかかわるのでは!?
→不安になる→痛みが増す→このまま悪化し
死んでしまうのでは!?→不安が増す→
恐怖の渦に呑み込まれる…
の悪循環に頭で考える隙もなく一瞬で陥り
パニック発作の症状が一気に押し寄せる、
となってしまっていたようでした。
それが。
もう一度パニック障害・発作についての
知識や情報をおさらいし直し、
症状の一つであるということを確認してから。
胸痛が起きても焦ることが格段に減り、
「これはパニック発作の症状の一つ。
なってもこれ以上悪くなることはない。
あとはしばらくすれば引いていくだけ。
パニック発作で死んだ人は一人もいない。」
と心の中で自分に言い聞かせるだけでも
随分痛みも軽く済む気がし、
何より不安がぶわっと膨らんで
為す術もなく呑み込まれていくということが
無くなりました。
不安が出始めてからだと、
いつもの自分のようには冷静な判断や考えが
できない状態になっていると思いますので、
前もって自分に合う、心の中で唱えると
安心できたり落ち着く言葉を見つけておくと
良いかも知れませんね。
心の不安や緊張→身体も緊張、
そこから筋肉等が収縮しがちになり
痛みを感じるということなのでしょう。
肉体的な怪我や病気、出産の時などにも
痛みを怖がったりネガティブに捉えると
より痛みを増して感じると言われますが、
不安からの痛みの場合にも
なるべく自分が安心できる声がけを
自分にしてあげてみてくださいね。
大丈夫です!
ゆっくりあせらず、自分のペースで。
あなたが今日も、ゆったりと気持ち良く
少しでもラクに呼吸ができますよう😊