病気は生き方を間違っているからなのか

先天的に生まれ持った病気であったり

宿命的に!?定められていた病気などの

一部を除いては、

病気になるということは

「生き方を間違っているから」などと

よく言われていたりするようですけれど。

 

先日はセラピスト的立場の方が

「薬飲むより生き方改めろよと思う」と

サイト上で書かれていて唖然としました。

 

 

確かに、生き方や考え方の方向性を

修正した方が良いですよ~~のサインとして

病気という形で現れてくることがある、と

私自身も思っています。

そこはその通りだと思います。

(リズ・ブルボーさんの著書、

『自分を愛して!』などは愛読書です。)

 

ただ、今現在さまざまな病気や怪我などに

辛い思いをしている最中の方や

乗り越えようと努力されている方々の

一生懸命に生きている姿勢や気持ちに対し、

あまりにも配慮や敬意がないと感じられる

言い方がされていたりすることに対して、

悲しく残念な気持ちになるのです。

 

 

 

私自身の今回のことで言えば、

昨年の子どもの不登校や母子登校のことで

(もちろんストレスの要因は一つということはなくて、ほとんどは複数の色々な要因が重なることで表出してくると言われています。)

精神的にも体力的にも負荷が一気にかかり

また長期化してきていたことで

疲労が溜まってきていたと思います。

体調にも少しずつ小さな変化を感じていたし

自覚もありました。

 

そして同時に、

価値観の大きく揺るがされるような体験に

学ぶことや気付くこともたくさんあり、

子どもたちと学校で過ごせることは

自分も子どもに返ったようで楽しくもあり、

また大変だけれどそんな中でこそ

支えてくれる人の温かい気持ちや行動、

ささやかな小さなことがどれほど幸せか、

身に沁みる本当の喜びや嬉しい気持ちも

いっぱいに感じさせてもらった、

貴重な素晴らしい経験でもありました。

 

 

 

自分だけのことなら、

きっと早々ととっくに手放すことを選んで

がんばらないこと、無理はしないことで

自分の心身の健康を守ることを

優先していただろうと思います。

 

でも、

自分の子どもが苦しそうにしていたり

ご飯も食べられなくなっていくのを目の前に

でも友達とは遊びたいと切望する様子に

なんとかできる限りのことをしたいと

思わずにはいられませんでした。

 

大切な人のこととなったら、

きっと多くの人がそうではないかと思います。

 

 

 

子どものケアをできるのは

自分しかいないと思う必要はないし、

犠牲的に生きる必要もないとは思います。

 

けれど人間の心はそんなに単純じゃなくて

やりたいかやりたくないかだけ

好きか好きじゃないかだけ

どっちか一方、0か100かだけなんて簡単に

割り切れないこともたくさんあって。

 

矛盾もあったり、変化もあったり、

49対51くらいでせめぎ合ったり、

色んなことありながら試行錯誤しながら

心の深い所も動きまくって

頭でも真剣に悩んで考えて向き合って

進んだり後戻りしたりしながら

一見ムダに見えるようなこともしながら

目に見えない部分を育む時期もありながら

喜怒哀楽を味わいながら

少しずつ歩んでいく、その道のりを

私たちの魂は楽しみたいというか

望んでいるのではないかなと思うのです。

 

 

だから、

私は自分のしていたことが

間違っていたとは思わないし、

だからって正しいと思っている訳でもなく、

様々な事情の中で一生懸命生きている

皆さんもまたきっとそうだと思うし、

ただ、やれるだけのことはやったから

そろっと休んでもいいんじゃないかなと

そのタイミングを教えてくれたということ、

なのではないかなと思っています。

 

 

 

「間違っている」「改めろ」などと言う人は

きっと今が人生の順調な時なのでしょう。

 

うまくいっているということは

自分の考え方、生き方が正しいということ、

自分は真理を悟っていて上手に生きられる、

周りの人間は気付いていないから

良くない生き方をしているから

病気になったりトラブルが起こるんだ、

などと少々言葉は良くないかも知れませんが

人を小馬鹿になさっている所があるのかなと

勝手な想像ですが推察しています。

 

それは、私にもそういう時があったから。

 

みんな、より良く生きたいと願って

ただひたすらに真面目に人生を追求して

生きてるだけなんだと思うのだけど、

そんな頑張り屋さんにほど時折訪れる、

罠!?神さまのお試し、みたいな。

 

 

 

人の一生も自然と同じ流れや波があるもの。

どんな人にも順境の時もあれば

自分の努力だけではどうにもならないような

苦しい時、理解されないと思える時、

人が離れていったり、体を壊す時だって

状況はそれぞれに違えど必ずあります。

 

2020年、世の中も世界も移り変わりの時期、

ちょうど節目のようなサイクルにある今

ネガティブも浮上してきやすい時です。

 

現在、不調やしんどい最中の方も

多いかも知れません。

すぐに解決とはいかないかもしれないけれど

本当によくがんばっていますよね。

もうね、私に言わせれば勇者です!

すごい!\(^o^)/

よくやっています!

 

 

 

自分がもし苦しい時や辛い気持ちの時には、

どんな言葉をかけられたいでしょう?

 

私は自分があまり打たれ強くないので(笑)

同じことを伝えるにも、

できるだけ温かくなれるような

その人自身の力が内側から湧いてきて

立ち上がれる支えとなれるような、

優しい言葉が嬉しいな~という話でした。