パニック障害のこと

パニック障害パニック発作のある方に

出会うことが増えてきた?と思っていたら

私自身も十数年ぶりの、再発。

 

今、実際につらい症状に苦しまれている方や

行けなくなった場所や場面を

少しずつ勇気を出して克服中の方、

あるいは

薬をやめる時のあの離脱症状の最中の方も。

大変な中、本当によくここまで

がんばって来られましたよね!

 

このところも、あぁもうダメかも…などと

発作や症状の真っ只中にある時には

弱気に思ってしまうことも何度もありますが

一緒にゆっくり乗り越えて行きましょうね。

 

 

 

私のことを言えば、

21歳、学生で就職活動中の頃

電車に乗っている時に突然の強烈な不安感と

冷汗や息苦しさ、めまいや動悸、

このまま死んでしまうのではという恐怖など

典型的なパニック発作から始まり、

繰り返し起こり頻度が増すうちに

また起きるのではという予期不安も加わり

内科などで受診・検査するも「異常なし」

こんなに苦しくて異常あるのに!?と

原因も理由も何も分からないことに絶望し

数ヵ月後たまたま研究室の先輩に相談したら

それはパニック障害では、と。

 

しかも更に奇跡なことに隣の研究室の教授が

日本のパニック研究の第一人者のお一人で。

すぐにお話させていただき

パニック障害に詳しい病院に

行くことができたのは幸運でした。

 

そこから6年間の服薬と認知行動療法

最後は1年、のたうち回るような断薬を経て

ありがたいことにその後は発作の不安もなく

どこにでも行けて、乗物も何でも乗れて

3人の子も無事出産し過ごしていました。

 

もう20年も前ですから、今ほど世の中的にも

病気のことが知られておらず、

お医者さんでさえ知らない方も多く

一人で抱えて途方に暮れていたのを思い出します。

ちょうどSSRIが認可された直後だったのは

これまた幸運だったと思います。

 

 

十数年経って今回の発作では、

特徴的なのは私も初めての胸痛、ですね。

 

胸が締め付けられるように痛くなることが

不安を伴う発作の少し前から何度もあり

心臓の病気かと心配になりましたが、

不安やストレスからの身体の痛みというのも

不安神経症などでもよくあるようで

胸痛もパニック発作の症状の一つとのこと。

 

知識として知るだけでも大きな安心、

これもパニックの症状だからしばらくすれば

収まる、これより悪くなることはない、と

自分に言い聞かせるだけでも

強い不安に呑み込まれることなく

痛みつつも遣り過ごせるようにはなりました。

 

「痛み」について、もう少し。

ページを改めて書いてみたいと思います。