人生、十分に大成功

この春先には、長引く咳や耳の詰り感、

メンタルにも不安感が強くなりがちになったりと

私自身少し体調を崩してしまっていましたが、

自分へのケアが追い付いていなかったのだなと

身体からのメッセージに

自分と向き合う時間をいただいています。

 

 

言葉では理想的なこともなんとでも言えるし、

人のことならよく見えてくるから

こうすればいいのに、なんて簡単に言える。

 

だけど、人間そんなに単純じゃないから

いろいろ悩んだり葛藤したり

落ち込んだりつまづいたりもするわけで。

 

一足飛びに、すべてを悟ったような

物分りの良い、素晴らしい人格者になろうと

しなくても良いのです。

 

理想と現実のギャップが広がるほど悩むから

自分へのハードルを下げたり

物事の受け止め方を変えてみたり

なるべくラクな気持ちで快適に生きられるよう

あれこれ良いと思うものを試して実践してみたり

自分の心をよく観察してみたり

人間の心のことを探求してみたりするのだけど

 

じゃあ、そんなこと何も悩まなくなり

全てが解決したら何もかも幸せなのかというと

きっとそうではないのではないかと思うから、

こうありたいと思うことに向けて

試行錯誤しながら

痛みも負いながら

その分優しさも身に沁みながら

時に甘えたり休んだり心も身体も癒しながら

一歩一歩、日々を歩んでいけたらいい、

それが生きることなのかなと考えたりしています。

 

 

自分が本当に望んでいること、って

わかるようでわからないこともたくさんある。

頭で思っていることが本心だと思っていたけど

そっちへ進んでみたらやっぱり違うみたい、とか、

心では間違いなくこう感じてる!と自信があるのに

身体はなんだか逆の反応してる?とか。

 

そういうのを繰り返しながら

自分は何者なのか、自分の向かいたい所、

自分の器の大きさや今の限界、

本当は譲れない所や本当はどうだって良い所、

そういうことが前の自分よりちょっとだけ

見えてきたりしたならそれで、

何か特別なことを成し遂げたりなどしなくとも

人生、十分に大成功なのだと思います。