叫ばずにいられないとき

叫びたい。

一生懸命がまんしているんだけど

みっともないところ誰にも見せたくないし

自分でも理想の自分でいたくて

日々頑張ってるんだけど

でも今は

怒りなのか 悲しみなのか 恐れなのか

とにかくどうにも叫ばないではいられない―

 

そんな衝動が体に心に湧き起こるとき。

 

叫んでしまう自分は異常なのか?

頭がおかしくなってしまったのでは?

積み上げてきた全てを破壊してしまいそうで

大切なはずの人を傷つけ

失望させてしまいそうで

恐くて 不安で 自分でも自分に失望して。

 

でもね、

それはあなたがダメな人だからじゃない。

むしろ、思いやりのある、

人の気持ちがわかり過ぎるほどよくわかる、

優しくて、理性的で、朗らかで、

いつも穏やかにいる人だからかもしれない。

 

人が嫌がりそうなこと、傷つきそうなこと、

口の悪いこと、みっともないようなこと、

相手構わず平気で好きなこと言うような人、

好きではないよね、きっと。

 

自分もそんな人になりたくない、

そんなことしたくない、

人からも小さい人間に思われたり

嫌われたりしたくない。

自分はできる人でいたい。

 

そんな自分への理想から、

ネガティブな感情を表すことを

知らず知らずに抑えるようになってゆき

いつの間にかそれが過剰になってしまい

抑え込みきれなくなっていたのかもしれないね。

 

一つひとつは小さなこと、と

我慢していた自覚すらないかもしれない。

だけど

もう、いっぱい、頑張って来たんだよ。

 

ここまでよく頑張って来たね。

えらかったね。

すごいね、よくやっていたよ。

もう、がんばらなくてもいいんだよって

体も心も

教えてくれているのかもしれないね。

 

 

もうその場ですでに限界なら、

叫んだっていい。

ぶち壊してしまうのが怖いかもしれないけど

本当にお互いに大切な人なら、

きっと大丈夫だから。

それで何かが壊れたり失ったように思えても

あなたに本当は必要でなかったものを

削ぎ落としてくれただけかも知れない。

 

そうなる自分を責めないで

解放してあげられた自分を褒めてあげて。

 

もしまだ落ち着いて対処できそうなら

一人の時などに言いたいこと言いたいだけ

口に出して言ってみたり、

声にも出しにくければ、思い付く限りを

どんなにひっどい言葉でも良いから全てを

書き出してみたり、

とにかく内側に溜めずに

感情を外へと一度出してあげて。

それだけでもだいぶ鎮まるから。

 

もっと余裕があれば、

言いたいことがあったら飲み込まず

かといって感情的にぶちまけるのでもなく、

落ち着いて冷静に言葉にし相手に伝える、

提案する、を少しずつ意識して

無理なく練習していくのも良いね。

 

私もまだまだ、

怖くて自己防衛的になってしまい

とっさに攻撃的な言い方をしてしまったり

することも多々あるけれど。

 

あとは、そんな衝動が来る時って

小さい子どもがイヤイヤして駄々こねるみたいに

脚を小刻みに蹴りたくなったりするよね、

不思議と。

勝手に動く、みたいな。

 

ネガティブな感情は脚に溜りやすいから

自然と解放しようと動かしたくなるみたいで。

 

だから、大人げないとか恥ずかしがらずに

動かせれば脚を思い切り動かして

動きにすることで出してあげても良いし、

日頃から時々脚を動かすような運動を

自分のためにしてあげるのも効果的♪

 

 

こんな自分もいるんだなぁ、って。

笑ってゆるして、

今日からまた

あわてずゆっくりいきましょう。