誰にも理解されないと感じるとき

誰も自分のことを理解してくれない。

わかって欲しいのにわかってもらえない。

結局自分のことを理解してくれる人なんて

いないのかな―

そんな孤独感の中に沈む時だって。

 

 

うまく伝えられなかったり

自分でもなんと表現していいかわからなくて

悲しいような 悔しいような 怒りのような

湧き上がるけれど どうしようもなくて

いつしか胸の奥にしまいこんだ

子どもの頃からの思いの数々。

 

一つひとつは小さいようでも

そのうち忘れたような気がしていても

ふとした時に思い出されて今に重なる気持ち。

 

そんな時にも、思い返せば

理解してくれない人も確かにいたけど

そういえば何も言わずに静かに

ただ側にいてくれた人も確かにいて。

100%全てを理解することはできなくても

心に寄り添おうとそっと見守ってくれていて。

あぁ、一人じゃなかったんだな、って。

 

すぐにわかることもあれば、

何十年も経ってから

やっと素直に受け取れることもあって。

 

だから、思い出してみて。

つらい気持ちの時に、目立たないけれど

いつもと変わらずに側にいてくれた人のこと。

人だけじゃなく、動物かもしれないし

思い入れのある何かモノたちかもしれない。

 

きっと、思い出すと心の温かくなるような

気持ちが落ち着いたり、安心できるような

時には力が湧いてくるような人のこと。

穏やかな微笑みや、静かで優しいその存在を。

 

強い自分、元気な自分、できる自分の時だけ

必要としてくれたり認めてくれる人、

じゃなくてね。

 

そういう人は、目に見えてわかりやすい態度や

言葉でたくさん伝えようとはしなかったり

あんまり自分からぐいぐいと

アピールしてこないことも多いから

支えられてたことにすら

気付かないことも多いのかもしれないね。

 

あなたが思うよりも何倍も、

気にかけてくれていた人がいるはずだから。

 

だいじょうぶ。

一人じゃないよ。

あなたが一人孤独に思っている時でさえも。

 

いつかの未来で、

あの時こうだったよねーなんて

笑って話せる時がきっと来るね。

 

 

 

今日も、柔らかな素直な心でたくさんの優しさを受け取れますよう。